◎コンスタンティヌス帝は312年、ミルヴィアン橋の戦いに勝利し、それを祝うために凱旋門を建設した。
イタリア・ローマのコンスタンティヌスの凱旋門が落雷による破損した。地元当局が4日、明らかにした。
ローマは前日、激しい雷雨に見舞われ、一部の通りが冠水。複数カ所で倒木が確認された。
現地メディアによると、コロッセオ考古学公園の職員が凱旋門の破片を回収。その後、作業員が凱旋門周辺に足場を設置し、修復作業を開始したという。被害の程度は調査中としている。
同園は声明で、「天候回復後、すぐ現地を確認し、修復作業を開始した」と述べた。
4日に現地を訪れた数人の観光客が凱旋門のものとみられる破片を見つけ、公園職員に手渡していた。
破片を見つけたという米国人女性はAP通信の取材に対し、「凱旋門から3メートルほどの地点で小さなかけらが落ちていた」と語った。
コンスタンティヌスの凱旋門の高さは約20メートル。
コンスタンティヌス帝(Emperor Constantine)は312年、ミルヴィアン橋の戦いに勝利し、それを祝うために凱旋門を建設した。