▽親ロシア派の議員2人が国会議事堂内で撃たれ、うち1人が搬送先の病院で死亡した。
ジョージアの係争地アブハジア共和国の国会内で銃撃があり、議員1人が死亡、もう1人が負傷した。国営メディアが19日に報じた。
それによると、親ロシア派の議員2人が国会議事堂内で撃たれ、うち1人が搬送先の病院で死亡したという。
国営テレビは大統領府の声明を引用し、「副議長が国会内で同僚の議員に撃たれ、死亡した」と伝えている。
それによると、この議員は現場から逃走したという。
もう1人の議員も病院に搬送され治療を受けている模様。ケガの程度は明らかになっていない。
報道によると、内務省は容疑者の議員を特定。警察が行方を追っているという。それ以上の詳細は明らかになっておらず、動機も不明である。
ロシア国営タス通信は情報筋の話しとして、「発砲したのは別の副議長」と伝えている。
ロシアは2008年の南オセチア紛争でアブハジアと南オセチアの分離主義勢力を支援し、ジョージアを3分割した。
それ以来、ロシア軍の支援を受ける分離主義者がこの両地域を実効支配している。