◎トランプ氏は選挙期間中、ウクライナ戦争を速やかに終わらせることができると繰り返し述べていたが、計画の詳細は明らかにしていない。
ロシア大統領府は11日、プーチン(Vladimir Putin)大統領が先週トランプ(Donald Trump)次期米大統領とウクライナ戦争について電話で話したという報道を否定した。
ワシントン・ポスト紙は10日、匿名の情報筋の話しを引用して、「2人は7日に話しをし、トランプ氏はプーチン氏にウクライナでの戦争をエスカレートさせないよう忠告した」と報じた。
ロシア大統領府のペスコフ(Dmitry Peskov)報道官は記者団に対し、「会話はなく、この報道は作り話だ」と語った。
トランプ氏の報道官は11日、ロシア大統領府のコメントについて質問を受け、「私的な会話についてコメントすることはない」と答えた。
プーチン氏は先週、トランプ氏が次期大統領に選出されたことを祝福。トランプ氏と対話する用意があると表明した。
しかし、ロシア大統領府は翌日、プーチン氏にはウクライナ問題についてトランプ氏と協議する用意があるものの、戦闘終結に向けたロシア側の要求を変更することを意味するものではないと言明した。
ペスコフ氏はプーチン氏とトランプ氏が会談する計画はまだないと述べた。
ペスコフ氏は以前、来年1月の就任式前に両者が接触する可能性は否定できないと述べていたが、選挙後にロシア政府がトランプ陣営と接触したことは否定した。
トランプ氏は選挙期間中、ウクライナ戦争を速やかに終わらせることができると繰り返し述べていたが、計画の詳細は明らかにしていない。