コソボ首都で電気料金値上げに抗議するデモ
トラックや乗用車、制服を着た労働者が警察の監視のもと、プリシュティナの主要道路を封鎖した。
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コソボの首都プリシュティナで29日、数百人の企業経営者たちが市中心部の幹線道路を封鎖し、公開市場での電力購入を企業に義務付ける政令に抗議した。
デモ隊はこの政令により、電気料金が3倍に跳ね上がる可能性があると非難した。
エネルギー規制当局は3月、今年6月1日から従業員50人以上または売上高1000万ユーロを超える企業を政府の電力補助対象から除外すると発表した。
当局はこの措置について、市場自由化へのコミットメントを反映したもので、EU加盟の条件のひとつと説明した。しかし企業側はこれが業績を直撃すると主張した。
トラックや乗用車、制服を着た労働者が警察の監視のもと、プリシュティナの主要道路を封鎖した。
欧州で最も貧しい国のひとつであるコソボは国内で消費する電力の90%以上を老朽化した石炭火力発電所で発電。不足分を補うため、近隣諸国から電力を輸入している。
政府は昨年、不足分を補うため、1億1400万ユーロ分の電力を購入した。