▽スペースXとの交渉はトランプ大統領とEUの関係が冷え込む中、野党議員の怒りを買った。
と米テスラ車のマスクCEO(Getty-Images).jpg)
イタリアのクロセット(Guido Crosetto)国防相は22日、トランプ米政権のマスク(Elon Musk)氏率いる宇宙開発企業スペースXとの契約交渉が地政学的な緊張により停滞していると明らかにした。
マスク氏の大親友であるメローニ(Giorgia Meloni)首相は危険な地域で活動する外交官や防衛当局者間の暗号化された通信を確実に保護することを目指しており、スペースXの衛星通信サービス「スターリンク」はこのシステムを提供する候補のひとつである。
クロセット氏は地元紙のインタビューで、「スペースXとの交渉は難航している」と述べた。
スターリンクは約7000基の低軌道衛星を保有し、2021年からイタリアでサービスを提供している。
ロイター通信は情報筋の話しとして、「イタリア政府はスペースXと総額15億ユーロ(約2430億円)相当の5年契約を検討している」と報じた。
しかし、スペースXとの交渉はトランプ(Donald Trump)大統領とEUの関係が冷え込む中、野党議員の怒りを買った。
メローニ氏は米国との同盟関係を外交政策の中心に据えているが、EUの同盟国を敵に回したトランプ氏の行動(関税政策など)で難しい対応を迫られている。
トランプ氏は不法移民が大嫌いなメローニ氏を「世界で最もタフな女性指導者」と呼んでいる。
メローニ氏は昨夏、スペースXがイタリアで事業を行うための枠組みを承認。2026年までに73億ユーロ(約1兆1800億円)の投資が見込まれている。
マスク氏は23年9月、メローニ氏と見つめ合う写真が拡散された後、熱愛関係を否定。メローニ氏を「欧州で最も強力な指導者のひとり」と褒めちぎった。