▽鉄道システムの混乱はサルビーニ運輸相の頭痛の種となっており、野党議員たちはサルビーニ氏が自分の仕事をおろそかにしていると非難している。
イタリアの鉄道会社トレニタリアは15日、全国各地で停電による遅延が発生している問題について、法執行機関に捜査を要請した。
トレニタリアは声明で、「停電がローマ、ミラノ、その他主要路線が混雑するタイミングで発生したのは偶然ではない」と述べたが、妨害行為とは明言しなかった。
また同社は「この停電は弊社の運行に深刻な影響を与えている」と批判した。
チリアーニ(Luca Ciriani)議会関係相は15日、不便さを認めながらも、停電は故意ではないと強調。EUの予算を使って鉄道サービスを改善すると約束した。
鉄道システムの混乱はサルビーニ(Matteo Salvini)運輸相の頭痛の種となっており、野党議員たちはサルビーニ氏が自分の仕事をおろそかにしていると非難している。
サルビーニ氏が議会での説明を求められる中、ポピュリスト政党「五つ星運動(M5S)」は15日、サルビーニ氏が訪問先のイスラエルでこの問題に言及したと指摘。「責任を認め、今すぐ辞任すべきだ」と主張した。