◎爆発の原因は明らかになっていない。
イタリア中部トスカーナ州の燃料貯蔵所で発生した爆発について、消防当局は10日、最後の行方不明者を発見し、犠牲者の数は5人に上ったと明らかにした。
爆発はフィレンツェの北方にあるガス会社エニ(Eni)の燃料貯蔵所で9日に発生。爆発により事務所が倒壊し、14人が負傷、うち2人が重体となっている。
爆発の原因は明らかになっておらず、消防とエニが調べている。
消防によると、炎はすぐに収まり、爆発が起きた搬入ドックエリアから貯蔵タンクへの延焼は防いだという。
警察は周辺住民に窓を閉め切るよう勧告。環境当局はその後、汚染物質の流出はないと判断した。
地元テレビ局が報じた映像には施設から黒い煙が吹き上がる様子が映っていた。周辺住民は地元テレビ局の取材に対し、「地震が起きたかと思った」と述べていた。