◎カンパニア州ナポリ郊外で1週間前に発生した集団強姦事件は国民に衝撃と怒りをもたらした。
イタリアのメローニ(Giorgia Meloni)首相が7日、少年犯罪の取り締まりを強化する政令に署名した。
同国では「ベビーギャング」と呼ばれる少年少女による犯罪が相次いでいる。最新の世論調査によると、回答者の大多数が非行の取り締まり強化に賛成しているという。
カンパニア州ナポリ郊外で1週間前に発生した集団強姦事件は国民に衝撃と怒りをもたらした。被害に遭った2人の少女は地元の若者たちに何度もレイプされたとされる。
メローニ氏は事件現場を視察した際、治安の改善を約束していた。
この政令には事件が起きた地区で蔓延している麻薬犯罪に対処する特別委員会の設置や、リハビリテーション施設への資金援助などが含まれる。
メローニ氏はあらゆる犯罪を厳しく取り締まると公約に掲げており、昨年の就任早々、レイブ・パーティー(ダンス音楽を一晩中流す大規模な音楽イベントやパーティー)禁止令を出した。