◎何らかの原因で重さ数十トンのコンクリート梁が床に倒れ、床が重みに耐えきれず崩落したとみられる。
イタリア・フィレンツェのスーパーマーケットの建設工事現場で発生した崩落事故について、消防当局は17日、5人目の死亡を確認したと発表した。
事故は16日に発生。鉄筋コンクリートの梁が床に倒れ、床が崩落。下にいた作業員が巻き込まれた。
崩落に巻き込まれた作業員3人が近くの病院に搬送され、手当てを受けている。警察によると、命に別条はないという。
トスカーナ州知事は声明で、「救助隊が5人目の遺体を発見、収容したと報告を受けた」と明らかにした。
消防は16日の声明で、3人が死亡、2人が行方不明になっていると報告していた。
国営イタリア放送協会(RAI)の取材に応じた救助隊員は「瓦礫の量は膨大であり、現場の安全確保にはかなりの時間がかかるだろう」と語った。
警察による初期調査によると、何らかの原因で重さ数十トンのコンクリート梁が床に倒れ、床が重みに耐えきれず崩落したとみられる。
RAIは関係者の話しとして、「コンクリート梁は構造上の問題で床に落ちた可能性がある」と伝えている。それによると、工事関係者が梁の配置にミスがあったか、構造に欠陥があった可能性があると証言したという。