◎22日に就任したイタリアの極右指導者メローニ党首は選挙戦で不法移民の取り締まりを強化すると公約に掲げ、多くの支持を集めた。
国際医療支援団体「国境なき医師団(MSF)」は22日、地中海の国際水域で救助された300人近くの亡命希望者が無事、イタリア南部タラントの港に到着したと報告した。
地元メディアは当局者の話を引用し、「救助された293人の半分が、同伴者のいない未成年だった」と報じている。
MSFはツイッターに声明を投稿し、「傷ついた子供と女性を含む300人もの移民が危険なリビアを抜け、地中海に漕ぎ出し、危機に直面した」と説明した。
人々を乗せた船はリビアとマルタ沖の国際水域で救助された。
沿岸警備隊によると、移民のほとんどがガンビア、エジプト、リビア出身。
イタリア当局は救助作業が始まった9日前に港湾都市タラントに要員を送り、人々の受け入れ準備を進めた。
MSFの担当者はツイッターに、「移民の受け入れ準備に時間がかかりすぎている」と投稿している。「救助活動は1週間前に終わっていました...」
マルタ沖では22日早朝に別の移民船が救助されている。当局によると、児童3人を含む35人を乗せたボートを救助したという。
22日に就任したイタリアの極右指導者メローニ(Giorgia Meloni)党首は選挙戦で不法移民の取り締まりを強化すると公約に掲げ、多くの支持を集めた。