▽移民船はアフリカ北部・チュニジアから出港し、最大40人が行方不明になったとみられる。
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イタリア南部ランペドゥーザ島の沖合で移民船が沈没し、沿岸警備隊が6人の遺体を収容、行方不明者を捜索している。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が19日、明らかにした。
それによると、移民船はアフリカ北部・チュニジアから出港し、最大40人が行方不明になったとみられる。
イタリア赤十字社は声明で、「沿岸警備隊は18日に4人の女性を含む10人を救助し、ランペドゥーザ島に移送した」と明らかにした。それによると、10人の命に別条はなく、島でメディカルチェックを受けているという。
一方、UNHCRは生存者の話しを引用し、「ボートは17日の夕方にチュニジアのスファックスから出港し、56人ほどが乗っていた」と報告している。
それによると、ボートは出発から数時間後に沈没。乗船していたのはカメルーン、コートジボワール、ギニア、マリの人々であった。
国際移住機関(IOM)の行方不明移民プロジェクトは2014~24年までの地中海中部における死者・行方不明者の数を2万4506人と報告している。
それによると、この海域では誰も乗船していないボートや船が数えきれないほど見つかっており、実際の死者数はこれよりはるかに多い可能性があるという。
イタリア南部の島々とギリシャは豊かな西欧(英独仏)への亡命を求める移民の中継地であり、アフリカ北部リビアやチュニジアに拠点を置く人身売買組織が活発に活動している。
イタリア内務省によると、今年拘束された不法移民は3月19日時点で8963人。24年の移民到着者数は6万6317人、23年は15万7651人であった。24年に地中海で死亡または行方不明になった移民は1695人となっている。