◎事件は5日遅くに発生。イスラエル人男性は腕と顔に軽傷を負ったものの、命に別条はないという。
ドイツの首都ベルリンで19歳のイスラエル人観光客が3人組の男に襲われた。警察当局が6日、明らかにした。
それによると、事件は5日遅くに発生。イスラエル人男性は腕と顔に軽傷を負ったものの、命に別条はないという。
警察は反ユダヤ主義者による犯行の可能性があるとして捜査している。
男性は市中心部の通りを18歳の女性と一緒に歩いていたところ、車から降りてきた3人組にドイツ語で話しかけられた。
警察によると、3人組はドイツ語を理解できずにいる男性に突然襲いかかり、地面に叩きつけ、暴行したという。
その後、3人組は車に戻り、走り去った。
男性と一緒にいた18歳の女性にケガはなかった。
ドイツでは反ユダヤ主義を動機とする暴力事件や嫌がらせが多発している。
連邦警察の統計によると、昨年同国内で確認された反ユダヤ主義を動機とする事件は2480件。
その中には西部エッセンのシナゴーグ近くで昨年11月に発生した銃乱射事件のような凶悪犯罪も含まれている。