▽ストックホルム地方裁判所は30日に男性と別の被告に判決を言い渡す予定であったが、この事件を受け、判決を2月3日に延期した。
スウェーデンでイスラム教の聖典コーランを繰り返し燃やしたイラク人男性が殺害され、5人が逮捕された。警察が30日、明らかにした。
それによると、男性はこの反イスラムデモの裁判で判決を受ける数時間前に殺害されたという。
ストックホルム警察は声明で、「男性は29日、ストックホルム近郊の自宅で撃たれ、死亡した」と述べた。
また警察はこの襲撃に関与したとして、5人を逮捕したと明らかにした。
クリステション(Ulf Kristersson)首相は30日の記者会見で、「この暗殺に外国勢力が関係していることは明らかであり、治安当局が捜査している」と述べた。
ブッシュ(Ebba Busch)副首相もX(旧ツイッター)に声明を投稿。「自由民主主義に対する脅威だ。総力を挙げて問題に対処しなければならない」と書いた。
ストックホルム地方裁判所は30日に男性と別の被告に判決を言い渡す予定であったが、この事件を受け、判決を2月3日に延期した。
男性は扇動罪で在宅起訴されていた。
検察は2人がコーランを燃やすなどしてイスラム教を冒涜し、あるときはストックホルムのモスク近くでイスラム教徒を軽蔑する発言をしたと主張している。
司法はコーラン焼却デモがヘイトスピーチ禁止法に違反しているかどうかを判断する。