◎IFJはウクライナの関連団体および、ロシア内外で活動する独立系ジャーナリストを引き続き支援すると表明した。
2023年2月17日/ウクライナ、首都キーウ近郊のブチャ、東部の前線で死亡した兵士の葬儀(Emilio Morenatti/AP通信)

国際ジャーナリスト連盟(IFJ)は22日、ロシアのウクライナ侵攻における領土併合をめぐり、ロシアのジャーナリスト組合を停止処分とした。

IFJの執行委員会は22日にロシア組合の扱いを決める投票を行った。

この投票はロシア組合がウクライナ領の併合4州に支部を設置すると発表したことを受け、行われた。同組合はIFJの警告を拒否し、ロシア軍が併合したドネツク、ルハンシク、ザポリージャ、ヘルソン4州に支部を設置すると決めたのである。

IFJは声明で、「ロシアジャーナリスト組合が併合されたウクライナ領に4つの支部を設立したことは遺憾であり、IFJの連帯を打ち砕き、分裂をもたらものである」と述べている。

ロシアは昨年9月に4州を併合したと宣言したものの、ヘルソン州の州都ヘルソン市からの撤退を余儀なくされている。

ドネツク州とルハンシク州の一部は2014年以来、テロ国家であるドネツク・ルガンスク人民共和国に占領されている。

IFJはウクライナの関連団体および、ロシア内外で活動する独立系ジャーナリストを引き続き支援すると表明した。

IFJによると、ウクライナは昨年、最も多くのジャーナリストが亡くなった国となり、少なくとも12人のメディア関係者が仕事中に死亡したという。

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