▽人々はザグレブ近郊の小学校で20日に発生したナイフによる殺傷事件を受け、政府に対し、学校の安全対策を強化するよう求めた。
クロアチアの首都ザグレブで23日、学校の安全対策強化を求める集会が開かれ、教職員ら数千人が参加した。
人々はザグレブ近郊の小学校で20日に発生したナイフによる殺傷事件を受け、政府に対し、学校の安全対策を強化するよう求めた。
この事件により、7歳の女子生徒が刺されて死亡、生徒3人と教師1人が負傷した。警察はこの学校のOBである19歳の男を逮捕した。
この集会は教職員組合が主催したもので、学校の安全を確保するよう、当局にさらなる努力を求めた。地元メディアによると、他の都市や町でも同様の集会やデモ行進が行われたという。
約50の教師グループやその他団体は共同声明で「私たちは政府、学校、メディア、市民グループ、そして関係する全ての人々の支援を必要としています」と述べた。
教育省はこの事件を受け、有識者などで構成される会合を開き、学校の安全対策や治安改善などについて協議したと明らかにした。
容疑者はナイフで自分を切り付けようとしたが、警察官が阻止した。警察によると、容疑者は精神疾患を抱えており、以前にも自殺を図ったことがあったという。