▽火事はユネスコの世界遺産に登録されているメテオラ郊外の町にある3階建てホテルで30日の夜明け前に発生した。
ギリシャ中部メテオラのホテルで火事があり、1人が死亡、11人が負傷した。消防が30日、明らかにした。
それによると、火事はユネスコの世界遺産に登録されているメテオラ郊外の町にある3階建てホテルで30日の夜明け前に発生。26人が避難を余儀なくされた。
ホテルのオーナーである55歳の男性が消防隊が到着する前にバルコニーから転落、搬送先の病院で亡くなった。
火事を目撃した男性は地元テレビ局の取材に対し、「オーナーとみられる男性が出火したホテルの中に入るところを見た」と語った。
地元メディアによると、このホテルは首都アテネの北方約350キロに位置し、世界遺産に登録されているメテオラの奇岩群や修道院を訪れる観光客が主に利用していたという。
ホテルはこの火事で全焼。消防車12台が出動し、数人をベランダから救助した。
消防によると、4人の子供を含む11人が病院に搬送され、いずれも命に別条はないという。
出火原因は明らかになっておらず、消防が調べている。