スペイン南部で列車同士が衝突、21人死亡、100人超負傷
事故は現地時間午後7時40分ごろに発生。マラガ発マドリード行きの高速列車が脱線した後、逆走する形で隣の線路を走っていた別の高速列車と衝突したと伝えられている。
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スペイン南部アンダルシア州コルドバ近郊で18日夕方、高速列車同士が衝突し、少なくとも21人が死亡、100人以上が負傷した。当局が明らかにした。
事故は現地時間午後7時40分ごろに発生。マラガ発マドリード行きの高速列車が脱線した後、逆走する形で隣の線路を走っていた別の高速列車と衝突したと伝えられている。地元当局によると、衝突した列車には500人余りの乗客が乗っていたとみられる。
事故はコルドバ近郊の平坦な区間で発生。この区間の線路は昨年5月に改修されたばかりだった。脱線したのは私営のIRYO社が運行する列車で、後部車両が線路から外れて隣の線路にはみ出し、マドリード発ウエルバ行きの国鉄RENFE社の列車と衝突した。衝撃でRENFE車の先頭2両が線路を外れ、約4メートル下の斜面まで転落したと伝えられている。
運輸省は声明で、救助隊が少なくとも21人の死亡を確認し、負傷者のうち73人が複数の病院に搬送されたと明らかにした。負傷者の中には重傷者も含まれるという。事故現場には消防と警察に加え、軍の緊急支援部隊や赤十字も投入され、救助活動が行われている。私鉄が脱線した原因は不明。当局が調査を進めている。
現地テレビ局は生存者の話しとして、「脱線時に強い衝撃があり、車内が地震のように揺れた」と伝えている。乗客の一部は非常用ハンマーで窓ガラスを割って避難し、衝突後の混乱した状況が伝えられている。線路が大きく損傷した影響で、マドリードとアンダルシア地方を結ぶ高速列車の運行は当面停止される見込みである。
サンチェス(Pedro Sánchez)首相やフェリペ6世(King Felipe VI)、欧州委員会のフォンデアライエン(Ursula von der Leyen)委員長らが哀悼の意を表明した。スペインでこの規模の死傷者が出た鉄道事故は2013年にガリシアで起きた列車脱線事故以来である。この事故では79人が死亡、140人以上が負傷した。
