◎事故は市内の高層ビル建設現場の8階部分で発生。エレベーターシャフトに取り付けていた足場が落下し、作業員5人が巻き込まれた。
ドイツ北部ハンブルグのビル建設現場で足場が崩落し、作業員4人が死亡、1人が重傷を負った。警察当局が30日、明らかにした。
それによると、事故は市内の高層ビル建設現場の8階部分で発生。エレベーターシャフトに取り付けていた足場が落下し、作業員5人が巻き込まれたという。
当局はブルガリア国籍の作業員4人が死亡、1人が命にかかわる重傷を負ったと報告している。
ドイツ通信社(dpa)は関係者の話しとして、「足場が崩れた理由は分かっておらず、警察が業務上過失致死を視野に捜査している」と報じた。
消防によると、事故に巻き込まれたのは5人のみ。作業員100数十人が現場近くに退避し、消防の救助活動を見守った。
その後、作業員たちは消防・警察の監視の下、崩れた足場を撤去した。
このビルは欧州最大規模の都市開発プロジェクト(ハーフェンシティ)の一部である。ハンブルグ市内では現在、オフィスビル、住宅、ホテル、大型ショッピングモールなどの建設が進められている。