◎ボビの生年月日は1992年5月11日とされ、31歳5か月(人間に換算すると216歳)で息を引き取った。
ギネス・ワールド・レコーズ(GWR)は22日、昨年10月に息を引き取ったポルトガルの犬「ボビ」のギネス記録を剥奪した。
GWRは昨年5月、ボビを存命する世界最高齢の犬に認定。ボビの生年月日は1992年5月11日とされ、31歳5か月(人間に換算すると216歳)で息を引き取った。
GWRは声明で、「ボビの記録を立証する証拠がないことを確認した」と述べている。
ボビはレイリア近郊の村コケイロスの農場で飼い主および4匹の猫と一緒に暮らしていた。
GWRは獣医師やその他専門家による指摘やメディア報道を受け、調査を開始したという。
それによると、この記録を確立するためには最低2人の専門家による証言や証拠(出生証明書など)を提示する必要があるという。
しかし、ボビの飼い主は昨年、AP通信の取材に対し、「GWRは1年かけてボビの年齢が31歳であることをチェックしていた」と述べていた。
ボビはラフェイロ・ド・アレンティジョというポルトガル原産の犬種。平均寿命は10~14年。ボビは31年と165日生きた。