◎グレタさんは南部マルメの石油ターミナルで先月19日に行われた抗議デモに参加した際、警察の退去命令を無視し、ターミナルにつながる道路の安全運行を妨害した。
スウェーデンの検察が環境活動家のグレタ(Greta Thunberg)さんを起訴した。地元メディアが5日に報じた。
それによると、グレタさんは南部マルメの石油ターミナルで先月19日に行われた抗議デモに参加した際、警察の退去命令を無視し、ターミナルにつながる道路の安全運行を妨害したという。
これにより、グレタさんを含む数人の活動家が拘束された。
地元メディアは検察の声明を引用し、「若い女性らが無許可の抗議行動中に警察の退去命令を無視したため、不服従の罪で起訴された」と報じている。
報道によると、グレタさんは今月末に出廷する予定。不服従の罪は通常、罰金刑で処理される。
グレタさんの広報担当は今のところ声明を出していない。
グレタさんは15歳の時(2018年)に首都ストックホルムの国会前で抗議デモを開始。「気候のための学校ストライキ」と書かれた看板を持ち、政府が行動を起こした時だけ登校した。
この抗議デモは「フライデーズ・フォー・フューチャー」や「スクール・ストライキ・フォー・クライメート」といった地球温暖化対策を求める運動に発展。世界中に拡散した。