ギリシャ警察、北部の港でコカイン270キロ押収、3人逮捕
末端価格は550万ユーロ(9.4億円)。コロンビア産とみられる。
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ギリシャ警察は10日、南米エクアドルから輸入されたバナナのコンテナ内に隠されていたコカイン270キログラムを押収し、3人を逮捕したと明らかにした。
それによると、末端価格は550万ユーロ(9.4億円)。コロンビア産とみられる。
ギリシャ国家警察は声明で、「イギリスの捜査当局からコカインが北部テッサロニキの港へ向かう船に積まれているという情報を得た」と明らかにした。
この情報に基づき、警察官が9日に対象の貨物船を調べたところ、バナナのコンテナの中でレンガサイズの袋に詰められたコカインを発見した。
警察がSNSで公開した動画には、警察官がコカインとみられる荷物を運ぶ姿が映っていた。
コカインはアテネ郊外に向かうトラックに積まれる予定であった。
警察はこのトラックに乗り込もうとした3人を逮捕した。
押収したコカインの総量は271.15キログラムであった。
警察によると、逮捕した3人のうち2人はギリシャ国籍、もう1人はブルガリア国籍。11日にテッサロニキの裁判所に出廷する予定だ。
国連薬物犯罪事務所(UNDOC)が6月に公表した世界薬物報告によると、コカインの23年の世界生産量は前年比で約34%増加し、3708トンを超え、過去最高を記録したという。その多くが南米産であった。