◎70歳と62歳の男と42歳女はテッサロニキに拠点を置き、123点の絵画と彫刻作品を偽造。オークションで販売しようとしていた。
ギリシャ北部テッサロニキで芸術家の作品を組織的に偽造し、オンライン・オークションを通じてオリジナル作品として販売しようとした疑いで3人が逮捕された。警察が6日、明らかにした。
それによると、70歳と62歳の男と42歳女はテッサロニキに拠点を置き、123点の絵画と彫刻作品を偽造。オークションで販売しようとしていた。
テッサロニキ警察は声明で、「国立美術館の専門家が作品を調べたところ、123点すべてが偽物であることが分かった」と述べた。
警察はオークションハウスの敷地内と作品が作られたとみられる4つの施設を家宅捜索し、800点以上の美術品を押収した。
当局によると、5日に予定されていたオークションの売却予想額は28万8000~39万8000ユーロ。
容疑者たちは主にギリシャの著名な芸術家の作品を偽造していた。その作品はコレクターの間で人気が高く、5桁の値段がつくこともあるという。
3人は私印偽造罪など、複数の罪に問われている。警察は3人の認否を明らかにしていない。