◎警察は6人の行方を追っている。
ギリシャ当局は22日、南東部レロス島に流れ着いた移民6人が姿を消したため、行方を捜していると報告した。
沿岸警備隊によると、南西部沖ではイタリアに向かっていたとみられる移民船が拿捕され、85人が救助されたという。
沿岸警備隊は声明で、「レロス島の海岸で亡命希望者とみられる49人を発見した」と報告した。しかし、このボートには55人が乗っていたとみられ、6人足りないことが判明した。
沿岸警備隊によると、49人の健康状態に異常はなく、姿を消した6人は警察に捕まることを恐れて逃亡した可能性が高いという。
警察は6人の行方を追っている。
南西部沖で拿捕された木造船に乗っていた85人のうち82人は近くを航行していた貨物船に一時退避し、体調を崩していた3人は別の貨物船で治療を受けた。
沿岸警備隊によると、85人はその後、ギリシャ南部の港から収容所に搬送されたという。
ギリシャは中東、アフリカ、アジアの貧しい国々から逃れた人々の中継地になっている。亡命希望者たちはより良い生活を求めてドイツ、イタリア、イギリスなどを目指すのである。
ギリシャ政府が海上警備を強化した結果、亡命希望者たちはイタリアのシチリア島やランペドゥーサ島を目指すようになった。