◎ギリシャは豊かな西欧への亡命を求める移民の中継地となっており、トルコやアフリカ北部に拠点を置く人身売買組織が頻繁に利用。船でギリシャを目指す者と陸路で目指す者がいる。
ギリシャ、トルコ国境をパトロールする警備隊(Getty Images)

ギリシャの国境警備隊員がトルコ国境付近をパトロール中、腹部を撃たれ負傷した。警察が21日、明らかにした。

それによると、事件は20日午後6時頃に発生。国境警備隊員4人がトルコ国境近くの川沿いをパトロールしていたところ、3~4発の銃声が聞こえ、1人の下腹部に弾が当たったという。

国家警察の報道官は声明で、「隊員の命に別条はなく、近くの病院で手術を受けた」と明らかにした。

一部の地元メディアは警察筋の話しとして、「犯人は人身売買組織である可能性が高い」と伝えている。

警察が現場を封鎖し、殺人未遂事件として容疑者を追跡している。

警察によると、容疑者は小口径の拳銃を使ったとみられる。

トルコの国営アナトリア通信は関係者の話しとして、「トルコ側で不審者は確認されていないが、国境警備隊が周辺の警備を強化している」と報じた。

ギリシャは豊かな西欧への亡命を求める移民の中継地となっており、トルコやアフリカ北部に拠点を置く人身売買組織が頻繁に利用。船でギリシャを目指す者と陸路で目指す者がいる。

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