◎地震は島の西岸付近で28日に発生した。
ギリシャ、首都アテネ近郊のエビア島(Getty Images)

ギリシャ当局は28日、首都アテネ近郊のエビア島でマグニチュード4.9の地震が発生し、一部地域で軽微な被害が報告されたと発表した。

地元当局によると、これまでに負傷者は確認されておらず、西岸地域の建物で窓ガラスが割れるなどの被害が出たという。

科学者はこの地震を「異常」と呼び、困惑を表明した。

地震は島の西岸付近で28日に発生した。島の南部では先月下旬にもマグニチュード5.0と4.8の地震が発生しており、科学者は今回の地震との関連を疑っている。

科学者によると、エーゲ海はユーラシアプレート、アラビアプレート、アフリカプレートなど、複数のプレートが衝突する地域であり、地盤にひずみがたまりやすく、地震が発生しやすいという。

しかし、エビア島で過去に大きな地震が発生したことはなく、科学者によると、ギリシャ近海やトルコ周辺に比べると地震が発生する確率は極めて低いようだ。

地元政府は専門家を招いて緊急会議を開き、島民に対し、今後数日は同程度の地震が再び発生するおそれがあると警告した。

震源地近くの町の担当者はSNSに、「一部の建物の窓ガラスが割れ、民家や企業の事務所で軽微な被害が確認された」と投稿した。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク