◎労組は減税と最低賃金の引き上げを要求している。
ギリシャ、首都アテネの駅構内(Getty Images)

ギリシャのメディアは8日、全国で民間および公共部門の労組による24時間ストが実施されると報じた。

報道によると、ゼネストの期間は9日早朝から10日早朝まで。

航空部門の労組は8日、管制官と航空局の職員はストに参加しないと発表した。そのため、航空各社が公表した9日の国内・国際線のスケジュールは再調整されることになった。

航空各社は利用者にウェブサイトなどでスケジュールを確認するよう求めている。

一方、首都アテネの公共交通機関の労組はストの時間を延長すると発表した。

労組は減税と最低賃金の引き上げを要求している。公務員と民間の平均月給は2021年時点で700ユーロ(約10万円)強。

公務員の労組連合ADEDYは声明で、「公共と民間部門の労働者はインフレと闘っている」と述べている。

食料、電気、燃料、日用品の価格高騰はギリシャを含む西側諸国の市民の首を絞め上げている。

アテネの地下鉄とバスは9日終日運休。タクシーは10日の午前6時まで路上待機する予定だ。報道によると、アテネ市内では9日に抗議デモが行われるという。

南部の島々を結ぶフェリーも10日早朝まで運休する。

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