◎G7・欧州・グローバルサウスの首脳、そしてウクライナのゼレンスキー大統領は21日にロシアの侵攻などについて協議する予定だ。
イタリアのメローニ(Giorgia Meloni)首相が20日、G7広島サミットに先立ち会談したカナダのトルドー(Justin Trudeau)首相に不満をぶつけた。
トルドー氏は19日の会談でメローニ政権のLGBTQ+(性的少数者)に対する姿勢を批判していた。
G7・欧州・グローバルサウスの首脳、そしてウクライナのゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は21日にロシアの侵攻などについて協議する予定だ。
カナダ放送協会(CBS)によると、トルドー氏はメローニ氏との会談が始まる直前、メディアに対し、「カナダはLGBTの権利に関してイタリアが取っているいくつかの動きに懸念を抱いている」と述べた。
そしてトルドー氏は「それらの問題についてメローニ首相と話し合うことを楽しみにしている」と付け加えた。
これを聞いたメローニ氏は困ったような顔をしてうつむき、指をモジモジ動かしていた。その後、メディアは退室し、会談が始まった。
メローニ氏は今年初め、関係閣僚に同性カップルの養子制度を見直し、子供の実親にのみ親権を認めるよう指示。法改正に向けた作業は今も続いている。
LBGTの活動家たちはこれに激怒し、各地で抗議集会を開催した。
メローニ氏は20日に放送された地元メディアのインタビューでトルドー氏の発言について、「イタリアはフェイクニュースとプロパガンダの犠牲になってしまった」と主張した。
またメローニ氏は「トルドー政権の評価(支持率)は現実と一致しない」とまで発言した。「G7前にこんなことをいう人を初めてみました...」