◎市中心部の通りを歩いていた女性がマンホールの穴から頭を出しているエゾリスを発見し、消防に通報した。
ドイツ西部ドルトムントの消防当局は11日、マンホールの蓋にはまった「おっちょこちょい」なリスを救助したと発表した。
当局によると、10日午後、市中心部の通りを歩いていた女性がマンホールの穴から頭を出しているエゾリスを発見し、消防に通報したという。困惑したリスは何とか頭を引き抜こうとしたが、抜けなかったようだ。
女性は消防が到着するまでの間、リスの頭にスカーフをかぶせ、落ち着くよう促した。
消防隊員はマンホールの蓋を慎重に外し、救助を試みた。
消防の広報担当は記者団に対し、「リスはかなり非協力的であったため、救助作業は困難を極めた」と語った。
試行錯誤の末、リスは無事救助され、近くの森に姿を消した。
ドルトムントの消防士は動けなくなったリスを助けた経験がある。2019年、マンホールにはまったリスの救出劇は国際的な注目を集めた。
消防の広報担当は、「4年前に事故を起こしたリスと今回のリスが同じかどうかは分からないが、隊員たちはうまくやった」と語った。