◎首都ベルリンでは市内の消防署が少なくとも38回攻撃を受け、警察官15人が負傷した。
ドイツ政府は2日、新年を祝う集まりで警察官と消防士が襲撃される事件が相次いだことに怒りを表明した。
首相府の報道官によると、事件の大半は花火によるもので、火災に発展したものもあったという。
ドイツ人はコロナ規則の緩和を受け、新年を迎える際に公の場で花火を打ち上げる習慣を再開した。
政府はコロナ流行時、密な環境を作らない取り組みの一環として、花火の販売を禁じていた。
dpa通信による、一部の暴徒が警察官と消防士に打ち上げ花火を撃ち込み、逃走したという。
ベルリンでは市内の消防署が少なくとも38回攻撃を受け、警察官15人が負傷した。
ベルリン市長はツイッターに、「暴力と破壊は都市に損害を与える」と投稿した。「我々は花火禁止エリアを拡大するよう市議会に要請するつもりです...」
フェーザー(Nancy Faeser)内務・国家相も2日、ベルリンだけで暴徒100人以上が逮捕されたことに言及し、「加害者は報いを受けることになる」とツイートした。
首相府の報道官はショルツ(Olaf Scholz)首相の声明を引用し、「襲撃事件に関与した者を最も強い言葉で非難する」と断じた。