◎モンゴルはハイテク産業に欠かせない銅やレアアースなどの天然資源に恵まれた国のひとつで、西側と東側のどちらにもつかない中立政策を保っている。
ドイツのショルツ(Olaf Scholz)首相は14日、首都ベルリンでモンゴルのオヨーンエルデネ(Luvsannamsrai Oyun-Erdene)首相と会談した。
ショルツ氏は会談後の記者会見で、「モンゴルとの関係を強化したいと考えている」と述べた。
モンゴルはハイテク産業に欠かせない銅やレアアースなどの天然資源に恵まれた国のひとつで、西側と東側のどちらにもつかない中立政策を保っている。
ショルツ氏は「オヨーンエルデネ首相と有意義な時間を過ごすことができたことにとても満足している」と述べ、両国間の関係を深め拡大することに合意したと説明した。
またショルツ氏は、気候変動対策とエネルギー分野について言及し、「モンゴルは風力と太陽光発電に関して、非常に大きな潜在力を持っている」と強調した。
ドイツはロシアおよび中国との取引を減らし、その他の天然資源の豊富な国との関係強化を目指している。モンゴルもそのひとつだ。
ショルツ氏は「モンゴルはドイツの多角化戦略において、重要なパートナーになるだろう」と述べ、天然資源の採掘プロジェクトに焦点を当てると示唆した。