◎売却手続きは今年の第3四半期中に完了する予定。
ドイツ航空大手ルフトハンザの客室乗務員(Getty Images)

ドイツ航空大手ルフトハンザは5日、ケータリング事業を投資会社のアウレリウスグループに売却することで合意したと発表した。

同社は2019年にケータリング事業を統括するLSGグループの株式の一部を売却している。

同社の広報担当は声明で、「LSGグループの売却は中核の航空事業に集中する戦略の一部である」と述べた。

それによると、売却されるのはLSGグループのケータリング、機内販売、フードコマースのすべての活動とブランドに加え、米国、中南米、アジア太平洋、新興市場の131のLSG関連事業だという。

LSGグループの従業員数は全世界で約1万9000人。

ルフトハンザは声明の中で、「この取引により、ルフトハンザグループの中核事業の収益性および資本を改善する取り組みに注力できる」と述べている。

売却手続きは今年の第3四半期中に完了する予定。

ドイツ政府は昨年9月、ルフトハンザの経営安定化が成功したとして、持ち株をすべて売却した。

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