◎容疑者はナイフを2本所持し、警察官に襲い掛かろうしたため、その場で射殺された。
ドイツ西部デュッセルドルフ近郊の路上で通行人を脅したとされるナイフを持った男が警察官に射殺された。警察が27日、明らかにした。
それによると、デュッセルドルフ近郊の地区の路地裏で現地時間午後2時45分頃に発生。ナイフを持った男が通行人を脅しているという複数の通報が入り、警察が急行した。
容疑者はナイフを2本所持し、警察官に襲い掛かろうしたため、その場で射殺された。
警察によると、容疑者は26歳の男。国籍と身元は明らかにしていない。通行人と警察官にケガはなかった。
ドイツでは先週にも西部ゾーリンゲンの野外イベントで殺傷事件が発生。3人が死亡、8人が負傷している。
警察は事件の翌日出頭したシリア国籍の男を逮捕。捜査当局によると、男はイスラム国(ISIS)に忠誠を誓い、不特定多数を狙うつもりでイベント会場に足を運んだという。
ショルツ(Olaf Scholz)首相は26日、この事件を受け、ナイフに関する規制を強化し、亡命を拒否された移民を本国に強制送還する法律を成立させると約束した。