◎事件は西部ミュンスターで8月27日に行われたイベント中に発生した。
ドイツ警察は2日、西部ミュンスターのLGBTQ+(性的少数者)プライドイベントで25歳の男性が死亡した事件について、20歳の男を逮捕したと発表した。
事件は市内で8月27日に行われたイベント中に発生した。
警察によると、亡くなった男性は他のイベント参加者が容疑者に侮辱されているところを目撃し、仲裁に入ったという。
その後、容疑者はこの男性に襲いかかり、地面に叩きつけた。
警察によると、男性は投げ飛ばされた時に頭を強打し、医療機関で治療を受けたものの、2日未明に死亡したという。
警察は目撃者から提供された写真やビデオに基づいて容疑者を特定し、市内の駅構内で逮捕した。
検察は傷害致死を視野に捜査を進めている。
連邦政府のクィア委員であるレーマン(Sven Lehmann)議員は「事件に怒りと衝撃を覚える」と表明した。
レーマン氏はツイッターに、「ミュンスターの事件はヘイト攻撃であり、犠牲者に心よりお悔やみ申し上げる」と投稿している。
クィア(queer)とは性的マイノリティや既存の性のカテゴリに当てはまらない人々の総称である。