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▽最後に亡命申請者が10万人を下回ったのは2012年。
ドイツとオーストリアの国境、移民を保護する施設(Getty Images)

ドイツのフェーザー(Nancy Faeser)内務・国家相は4日、同国の今年の亡命希望者が過去10年で最低水準に達するという見通しを示した。

フェーザー氏は地元紙のインタビューで、「移民が過去2年間と同じように減少し続ければ、今年の亡命希望者数は10万人程度に減少し、過去10数年でもっとも少なくなるだろう」と語った。

連邦移民局によると、最後に亡命申請者が10万人を下回ったのは2012年。

24年の申請件数は約25万1000件、23年は約35万2000件であった。

キリスト教民主同盟(CDU)のメルツ(Friedrich Merz)次期首相は来週就任次第、国境管理を強化すると明言している。

CDUの報道官は以前、「移民の数を減らすことが重要である」と述べていた。

ドイツ通信社(dpa)によると、新連立政権は国境警備を強化するために数千人の要員を国境に展開し、ドローンなどを使って空からの監視を強化する予定だという。

CDUと社会民主党(SPD)は反移民政策で支持率を伸ばしている極右政党ドイツのための選択肢(AfD)に対抗するため、移民に対してより厳しい姿勢を取ると公言している。

議会下院(定数630)は5月6日に会合を開き、メルツ氏を首相に選出する。連立政権の議席は328議席になる予定だ。

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