▽警察は21日早朝に13軒の建物を家宅捜査し、14~18歳の5人を逮捕した。
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ドイツの捜査当局は21日、移民や左派への攻撃を計画していたとされる極右グループの構成員5人を逮捕したと明らかにした。
それによると、警察は21日早朝に13軒の建物を家宅捜査し、14~18歳の5人を逮捕したという。
このうち4人は極右グループのメンバーとしてテロを計画した疑いが持たれている。5人目の容疑者はこのグループを支援した罪に問われている。
また5人のうち2人は殺人未遂と放火の容疑もかけられている。
連邦検察は声明で、「すでに拘留中の18歳から21歳の他の3人についても捜査している」と述べた。容疑者は全員ドイツ国籍である。
このグループは2024年4月中旬かそれ以前に結成されたとみられる。
メンバーは自らを「ドイツ王国」を守る最後の砦と考え、民主主義秩序を崩壊させることを目的とし、移民・難民・左翼政党に関連する施設を襲撃したとされる。
検察によると、5人の2人は昨年10月に東部ブランデンブルク州の文化センターに火を放ったとされる。建物内には当時複数人がいたものの、ケガ人はでなかった。
捜査当局は先週、「ドイツ王国(ケーニクライヒ・ドイチュラント)」と名乗る極右過激派グループを活動禁止とし、全国各地で強制捜査を行って同グループの主要メンバー4人を逮捕したと明らかにした。
このグループは現在のドイツ連邦共和国の正統性を否定する「帝国臣民(ライヒスビュルガー)」として知られる右派陰謀論運動の一派である。