◎労働組合と連邦航空保安会社協会の賃上げ交渉は難航している。
2022年3月14日/ドイツ、ケルンの空港ターミナル、賃上げを求める労働組合のデモ(Sascha Thelen/ドイツ通信社)

3月14日、ドイツ各地の空港で警備員がストライキを決行し、数十便が欠航を余儀なくされた。

ドイツ通信社によると、ベルリン、デュッセルドルフ、ハノーバーなどの空港警備員は賃上げを要求するために14日未明にストを開始したという。

国内で2番目に大きい労働組合ver.diと連邦航空保安会社協会の賃上げ交渉は難航しており、ストに発展した。

ver.diの会員数は約200万人、全国の空港で働く警備員約25,000人が加入している。

ver.diは14日の声明で、フランクフルト、ハンブルグ、シュトゥットガルト、カールスルーエなどの空港でも15日にストを計画していると発表した。

ドイツ通信社によると、ver.diの広報担当は取材に対し、フランクフルト空港のセキュリティチェックは空港に到着する便の乗客のみ利用できると述べたという。

フランクフルト空港は世界の国際線と貨物便が集まる欧州最大規模のハブ空港である。

賃上げ交渉は3回行われたが、結果は出なかった。両者は今週末、ベルリンで4度目の交渉を行う予定。

ver.diは少なくとも時給1ユーロ(130円)の賃上げを要求している。

ドイツ通信社によると、全国の空港警備員1,350人が14日のストに参加したという。

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