◎ドイツ鉄道(国鉄)を含む国内のほぼ全ての路線および長距離列車が運休になる可能性がある。
ドイツの鉄道労組は12日、労使交渉が決裂したため、50時間ストライキを行うと発表した。
約23万人の組合員を代表する鉄道部門の労組EVGは声明で、「14日の午後10時から16日の午前0時までストに踏み切る」と説明した。
EVGはこの期間中、ドイツ鉄道(国鉄)を含む国内のほぼ全ての路線および長距離列車が運休になると警告している。
今回のストは4月末に行われた半日ストに続くものであり、ここ数年で最大規模になると予想されている。
EVGの執行部は声明で、「会社が別の提案を出せば、ストを回避できるかもしれない」と述べた。
EVGは政府と経営陣に対し12%の賃上げ、少なくとも月給を650ユーロ引き上げるよう求めている。
ドイツ通信社(dpa)によると、ドイツ鉄道を含む約50社の労組がEVGの呼びかけに応じ、ストに参加する予定だという。