▽統計局が28日に公開したデータによると、最新の失業者数は季節調整済みで2万6000人増加し、292万人となった。
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ドイツで3月に失業した人の数が、2024年10月以来最も速いペースで増加したことが明らかになった。
統計局が28日に公開したデータによると、最新の失業者数は季節調整済みで2万6000人増加し、292万人となった。
ロイター通信は1万人増。地元メディアも1~2万人増と予想していた。
ドイツでは労働力不足が深刻な社会問題となる一方、景気低迷が雇用市場を圧迫している。
季節調整後の失業率は2月の6.2%から6.3%に上昇。これも市場の予想を若干上回った。
労働局は声明で、「3月はいわゆる春の労働市場の回復の始まりである。しかし、今年は景気低迷が労働市場の回復を著しく遅らせている」と述べた。
ドイツの経済成長率は2年連続でマイナス。今年もウクライナ戦争、中東情勢、トランプ関税など、頭を悩ませる問題が山積している。
ドイツの失業者数は過去10年間、300万人を超えたことがない。
ドイツ商工会議所(DIHK)の会頭はSNSへの投稿で、「経済の低迷と構造的課題は求人数が減少している事実にも反映されている」と述べた。