◎双方の代表は27日の事前協議で労使交渉再開に合意。GDLは3月3日までストを行わないことにも合意したという。
ドイツ、首都ベルリン、取材に応じるドイツ鉄道(国鉄)の広報担当(Carsten Koall/ドイツ通信社)

ドイツ鉄道運転士を代表する労働組合GDLが6日間のストライキを早めに打ち切り、ドイツ鉄道(国鉄)との交渉を再開する。現地メディアが27日に報じた。

それによると、スト期間は24日午前2時~29日午後6時までの予定だったが、終了時間を29日の午前2時に早め、労使交渉を再開することで会社と合意したという。

貨物列車のストは28日午後6時に終了する。

GDLは今月初めに3日間のストを実施。昨年は最長24時間のストを2回行った。今回のストはここ数年で最大規模となり、通勤客や観光客など、数十万人が影響を受けた。

ドイツ通信社(dpa)によると、双方の代表は27日の事前協議で労使交渉再開に合意。GDLは3月3日までストを行わないことにも合意したという。

GDLは減給なしで労働時間を週38時間から35時間に削減するよう会社に求めている。会社はこれを拒否し、11%の賃上げを提案した。

賃金に関しては組合員の月給を555ユーロ(約9万円)引き上げ、インフレ対策として一時金を最大3000ユーロ(約48万円)支払うよう求めている。

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