◎10日の午前9時過ぎに機関室から出火したと通報があった。
ドイツ沖で出火した石油タンカーの消火活動が終了した。消防が12日、明らかにした。
このタンカーはドイツ船籍。10日の午前9時過ぎに機関室から出火したと通報があった。
タンカーは当時、海辺のリゾート地ヴァルネミュンデの沖合にいた。通報から約1時間後、消防が乗組員7人全員を救助、病院に搬送した。7人のうち数人が煙を吸うなどして軽傷。
タンカーには約640トンの石油が積まれていた。沿岸警備隊によると、石油や燃料の流出はなかった。
消防はエンジンルームもしくは塗料の貯蔵室から出火したとみて船内を調べている。
10日午後、当局はタンカーの状態が安定していると判断し、北東部ロストックの港に曳航。消火活動を続けていた。
消防は12日未明に船内を点検し、鎮火を宣言した。