◎ドイツでは昨年10月にイスラエルとハマスの戦争が始まって以来、反ユダヤ勢力が活動を活発化させている。
ドイツ北部オルデンブルクのシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)に焼夷弾が投げ込まれた。地元警察が5日、明らかにした。
それによると、事件は5日午後に発生。ガソリンとみられる液体が入った爆発物がシナゴーグの入り口に投げ込まれたものの、被害は軽微でケガ人も出なかったという。
ドイツ通信社(dpa)は目撃者の話しとして、「フードをかぶった人物が瓶のような物体をシナゴーグの扉に投げつけ、逃走した」と伝えている。火はすぐに消し止められた。
警察が容疑者を追跡している。シナゴーグ内では当時、何のイベントも行われていなかった。
警察の広報担当はdpaの取材に対し、「市内にあるシナゴーグの警備を直ちに強化する」と語った。
ドイツでは昨年10月にイスラエルとハマスの戦争が始まって以来、反ユダヤ勢力が活動を活発化させている。
警察によると、この半年でユダヤ教徒やその関連施設に対する嫌がらせ・脅迫・暴力が急増したという。