▽男性は20日未明、オルデンブルク市内のナイトクラブで入場を拒否された後、警備員に催涙スプレーを吹きかけ、軽傷を負わせた。
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ドイツ西部オルデンブルクで警察官が21歳の黒人男性を射殺した事件について、検察当局は24日、事件の捜査が終わるまでの間、この警察官が停職処分を受けたと明らかにいた。
この男性は20日未明、オルデンブルク市内のナイトクラブで入場を拒否された後、警備員に催涙スプレーを吹きかけ、軽傷を負わせた。男性はその後、周囲の人にナイフを振りかざし、現場から逃走した。
現場に急行した警察官が男性を追跡。男性は警察官に催涙スプレーを吹きかけ、威嚇するような動作をしたとされる。警察官は男性に向けて3発発砲した。
検視の結果、3発の銃弾は男性の後頭部、上半身、臀部に命中していた。
警察は男性の身元と死因を公表していない。ドイツ通信社(dpa)は関係者の話しとして、「救助隊は現場で男性の死亡を確認した」と伝えている。
オルデンブルク検察の担当者は24日、ロイター通信の取材に対し、「この事件の捜査にはしばらく時間がかかりそうだ」と語った。
人権団体は警察が過剰な力を行使したと非難している。
ニーダーザクセン州の殺人課が発砲に至った経緯を調べている。