◎ブルー・パニッシャーには合成麻薬MDMAが大量に含まれている。
ドイツ東部ノイハルデンベルクの警察が公開した写真、エクスタシー「ブルー・パニッシャー」の錠剤(Polizeipraesidium Neubrandenburg/AP通信)

ドイツ警察は28日、合成麻薬のひとつであるエクスタシーが10代の若者の間で流行している可能性があると警告した。

北東部メクレンブルク・フォアポンメルン州警察によると、13歳の少女が「ブルー・パニッシャー」と呼ばれるエクスタシーを服用し、26日に搬送先の病院で死亡したという。

東部ノイハルデンベルクの警察当局は28日、このエクスタシーの写真を公開し、若者の間で流行している可能性があると警告した。

このエクスタシーは米マーベルコミックの人気キャラクター「パニッシャー」にちなんだドクロのロゴが描かれている。

警察によると、他に14歳と15歳の若者2人もこの薬を服用して入院したという。

メクレンブルク・フォアポンメルン州警察は亡くなった少女に薬を渡したとされる37歳の男を逮捕した。

隣接するブランデンブルク州でも週末に15歳の少女がブルー・パニッシャーとみられる薬の過剰摂取で死亡したとされる。同州検察によると、この少女の死因は数日中に判明する予定。

ノイハルデンベルクの警察当局は声明で、「ブルー・パニッシャーには合成麻薬MDMAが大量に含まれている」と述べ、この地域で流通している錠剤を半分に割って飲んだだけで生命を脅かす可能性があると警告した。

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