◎事件は首都ベルリンの西方約130キロに位置するザクセン・アンハルト州の小さな町で発生。27歳の男が鋭利な刃物で4人に切りかかった。
ドイツ東部ザクセン・アンハルト州でユーロ2024のテレビ中継を見ていたアフガン国籍の男が4人を負傷させた後、警察に射殺された。地元警察が15日、明らかにした。
それによると、事件は首都ベルリンの西方約130キロに位置するザクセン・アンハルト州の小さな町で発生。27歳の男が鋭利な刃物で4人に切りかかったという。
男はアフガン国籍の23歳男性を複数回刺し、現場から逃走。刺された男性は搬送先の病院で死亡した。
男はその後、現場から数百メートル離れた民家でドイツ対スコットランドを見ていた人々に襲いかかり、ドイツ人男性3人にケガを負わせた。警察によると、うち2人が重傷だという。
現場に駆け付けた警察官2人は男が襲いかかってきたため、発砲。男は病院に搬送されたが、まもなく死亡した。
警察は声明で、「動機は明らかになっておらず、捜査を進めている」と述べた。
ユーロ2024はドイツ全土の都市で開催中。決勝戦は7月14日に行われる予定。