◎デモ隊はテスラ社の土地開発に抗議するため、今年2月から工場近くの松林を占拠していた。
2024年11月19日/ドイツ、首都ベルリン郊外、米テスラの欧州工場近く(AP通信)

ドイツ警察は19日、東部ブランデンブルク州にある米電気自動車大手テスラの欧州工場近くで違法な抗議デモを行ったとして、環境活動家のキャンプを解体した。

デモ隊はテスラ社の土地開発に抗議するため、今年2月から工場近くの松林を占拠していた。

テスラ社は工場の敷地を拡張し、貨物ステーションと倉庫を建設する予定。デモ隊が占拠したベルリン郊外の松林を含む森林地帯を買収した。

警察によると、デモ隊のキャンプ近くで第2次世界大戦時の爆発物の捜索が計画されているため、18日から解体作業を開始したという。

警察はまず、木の上に設置されたテントを撤去した。

ドイツ通信社(dpa)によると、デモ隊は警察の退去命令を無視し、周囲の高い木に登って抗議したという。

結局、警察は自主的に立ち去ろうとしない6人をツリーハウスから引きずり出した。

ベルリン警察の報道官はdpaの取材に対し、「今回のキャンプ撤去は活動家たちが繰り返し規則に違反し、犯罪行為を犯したからだ」と語った。

また報道官は「デモ隊のリーダーは面会を拒否しており、このデモが平和的であり続けるとは考えられない」と述べた。

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