独ゾーリンゲン殺傷事件、被告が罪認める、3人死亡、8人負傷
この事件はゾーリンゲンの野外イベントで24年8月23日に発生。イスラム国(ISIS)に忠誠を誓ったとされるシリア国籍の男が市民を次々に襲い、3人が死亡、8人が負傷した。
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ドイツ西部ゾーリンゲンのフェスティバルで昨年8月に発生した殺傷事件の容疑者が27日、殺人とテロ容疑で公判に臨み、罪を認めた。
この事件はゾーリンゲンの野外イベントで24年8月23日に発生。イスラム国(ISIS)に忠誠を誓ったとされるシリア国籍の男が市民を次々に襲い、3人が死亡、8人が負傷した。
男は不特定多数を狙うつもりでイベント会場に足を運んだと供述している。
男は事件の翌日自首。連邦検察庁は今年2月、男を3件の殺人罪や10件の殺人未遂罪などで起訴した。
ドイツ通信社(dpa)によると、被告はISISのメンバーとしてデュッセルドルフの裁判所に出廷。弁護士が読み上げた供述の中で罪を認めたという。「私は自分自身に重い罪を負わせた。判決を受け入れる用意がある。私は罪のない人々を殺したのであって、異教徒を殺したのではない...」
次回公判は9月下旬に予定されている。
被告はシリア国籍でドイツに亡命を申請。昨年ブルガリアに強制送還されるはずだったが、失踪し、送還を免れた。
政府はこの事件後、国内すべての国境検問所の警備を強化した。
ドイツでは移民による重大事件が相次いでいる。