◎4人は重過失致死傷罪、公務執行妨害、騒乱罪、違法銃器の所持などで起訴された。
ドイツ、極右グループの集会(Getty Images)

ドイツの検察当局は15日、左翼活動家の殺害を企てたとされる極右グループのメンバー4人を起訴したと明らかにした。

4人の氏名はプライバシー保護法に基づき、イニシャルのみ公表されている。

連邦検察によると、4人は中部地方で4月に逮捕されたという。

4人は重過失致死傷罪、公務執行妨害、騒乱罪、違法銃器の所持などで起訴された。

検察によると、4人は極右格闘技グループ「ノックアウト51」の主要メンバーで、東部の都市アイゼナッハにある小さな極右政党の本部で格闘訓練イベントを主催していたという。

このグループで活動する主要メンバーは10人程度とされ、他の極右勢力ともつながりがあるとみられる。

検察によると、ノックアウト51はアイゼナッハにナチス支部を創設しようとしたという。

また4人はコロナウイルス規則に反対するデモに出向き、左翼活動家に重傷を負わせるためにわざと喧嘩を売ったとされる。

検察は声明の中で、「ノックアウト51は少なくとも2021年4月以降、左翼活動家を殺害するためにデモに参加し、警察の公務を妨害したり、市民を殴ったりした」と述べている。

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