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▽現地メディアによると、移民対策、経済対策、ウクライナ支援が焦点になる見通し。
ドイツ、与党・社会民主党のショルツ首相(右)とキリスト教民主同盟のメルツ党首(AP通信)

ドイツの連邦議会選で勝利したキリスト教民主同盟(CDU)が2月28日、ショルツ(Olaf Scholz)首相の社会民主党(SPD)との協議を開始した。

現地メディアによると、移民対策、経済対策、ウクライナ支援が焦点になる見通し。

CDUは先週の下院議会選(定数630)で第1党に返り咲いたが、目標としていた得票率には遠く及ばなかった。

反移民・反イスラム・反EUを公約に掲げる極右政党ドイツのための選択肢(AfD)が2位、SPDは戦後最低の得票率で3位に沈んだ。

CDUはAfDとの連立を拒否しているため、唯一妥当な選択肢がSPDとの連立である。

CDUとAfDは630議席中328議席を獲得している。

28日に行われた第1回会合後、CDUは声明で、「両者はオープンで建設的な雰囲気の中で話し合った」と述べた。

それによると、財務相が予算状況について説明し、今後の協議では「課題」について話し合うという。

具体的な日程は明らかにされていないが、声明によると、来週もう1回協議する予定とのこと。どこかの時点で、交渉担当者は正式な連立協議に進むかどうかを決めなければならない。

両党は過去2年間縮小してきた経済を活性化させるための提案と、メルツ氏が推進する不法移民対策で折り合いをつける必要がある。

また、選挙期間中に生じた不信感を克服する必要もある。

メルツ氏はイースター休暇(復活祭)までに連立政権を樹立したいと述べている。それは楽観的なタイムラインかもしれないが、最近の他の政権は選挙後2、3ヶ月で政権を発足させている。

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