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テイラー・スウィフト公演襲撃計画、16歳少年に有罪判決 ドイツ

スウィフトさんは昨年8月、ウィーンでコンサートを開く予定であったが、この事件を受け、3公演を中止した。
米歌手テイラー・スウィフトさん(Getty Images)

ドイツ・ベルリンの裁判所は26日、昨年オーストリアで開催予定だった米歌手テイラー・スウィフト(Taylor Swift)さんのコンサートを襲撃する計画に関与したとして起訴された16歳少年に対し執行猶予付きの有罪判決を言い渡した。

スウィフトさんは昨年8月、ウィーンでコンサートを開く予定であったが、この事件を受け、3公演を中止。1日あたりの動員数は6万5000人を予定していた。

ドイツ通信社(dpa)によると、シリア国籍の被告は「重大な暴力行為の準備」および「国外におけるテロ暴力行為の支援」に問われていた。

ベルリンの裁判所は懲役18か月、執行猶予3年を言い渡した。

判事は当時14歳だった被告がイスラム国(ISIS)の思想を支持し、ウィーンでの公演襲撃計画に関与したオーストリアの青年とSNSで連絡を取り合っていたと認定した。

また判事は被告が知人に爆弾製造手順を記した動画を送付し、ISISメンバーとの接触を仲介したことも明らかにした。

この計画が発覚したのは24年8月7日、ウィーンでの3公演が中止された。オーストリア当局は別の3人を逮捕している。

オーストリアの裁判所は先月、18歳の男に懲役2年の実刑判決を言い渡した。

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