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独マンハイム殺傷事件、被告に終身刑、警察官1人死亡、5人負傷

事件はイスラム教徒の政治参画に反対する右派グループが主催するイベントで24年5月31日に発生。アフガニスタン国籍の男(当時25歳)がナイフを振り回し、警察官1人が死亡、5人が重軽傷を負った。
2024年5月31日/ドイツ、西部マンハイム、殺傷事件が発生したイベント会場(AP通信)

ドイツの裁判所は16日、西部マンハイムの集会で昨年発生した殺傷事件について、被告に終身刑を言い渡した。

事件はイスラム教徒の政治参画に反対する右派グループが主催するイベントで24年5月31日に発生。アフガニスタン国籍の男(当時25歳)がナイフを振り回し、警察官1人が死亡、5人が重軽傷を負った。

ドイツ通信社(dpa)によると、被告は殺人罪と4件の殺人未遂罪に問われていた。シュツットガルト地方裁判所は被告が反イスラム組織を攻撃する目的であったと認定。仮釈放なしの終身刑を言い渡した。

被告は約10年間ドイツに居住し、難民申請は却下されていた。

この集会を主催したグループはイスラム教徒の政治参画に反対し、各地でイベントを開いていた。

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